【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
ずっと変わらないその優しい笑顔に、胸がキュンッと音を奏でる。
朝一緒に起きて、会話して。
こんなやり取りも子供の頃以来。
だからなんだか、くすぐったい。
「……が、頑張ります!」
「朝から張り切ってお前は可愛いね」
「……っ、キッチン借りるね! 出来たら蓮くんのこと呼ぶから!」
「キスで起こして?」
「もう……っ、それはダメ……っ、」
「残念」
朝から寝起き声でそんなこと言われたからか、やっぱり私は逃げるように一階へと降りていった。