【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「そんなことしてないよ……っ」
「んじゃ、ついに我慢が出来なくなった青葉くんの溺愛が開幕したってこと?」
「……しーっ! だから二乃ちゃん声大っきいよ! 地獄耳の若さんが廊下にいるんだから……」
ふと廊下へ視線を投げると、案の定若さんの鋭い眼差しがこちらへと向けられていた。
やば……今の聞こえたかも。
てか、すごい迫力……。
それはそれは他の生徒が震えるほど。
「ちょちょっ! 今若様がわたしを血まなこになって見てたよね!?」
「いや二乃ちゃん……違う意味で見てたと思うんだけど」
てか血まなこって最早ホラーだからね……。