【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「ち……違うよ! 知り合いってわけじゃなくて」
「青葉くんって旦那がいながら浮気なんて、訴訟レベルだからね!?」
「二乃ちゃん全てにおいて誤解してるよ!」
ヒソヒソとそんなやり取りを繰り広げていたけれど、
「料理得意なんだ?」
何やら楽しそうに声を弾ませた理人先輩が割って入ってきた。
「全然……むしろ初めてで……今日、挑戦したいなって思ってたんです……」
だから得意なんてもんじゃなくて、って答えようとしたけれど、
「へぇー。花嫁修業でも始めたの?」
理人先輩は、ニヤリと口角を上げて笑った。