Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
「でも、ぼくの直観は正しかった。きみはあのころと少しも変わっていなかった。誠実で、正義感が強くて、困った人がいたら助けないと気が済まなくて、そして、意志が強くて。改めて惚れなおした。いや、前より何倍も好きになった」
芹澤さんはわたしの手を取ったまま、椅子から立たせた。
「エリカ……」
感極まったように呟くと、彼はわたしを力いっぱい抱きしめた。
「こんなに人を好きになったのは生まれて初めてだ。ぼくと結婚してほしい。偽装なんかじゃなくて、本物の恋人、そして妻になってくれないか」
「宗太さん……」
ほんのついさっきまで、プロポーズされるなんて思いもよらなかった……
天にも昇るような心地というのは、このことかと思った。
ありえないことがにわかに現実になった。
嬉しいという言葉では表しきれないほど、気持ちが高揚している。
芹澤さんはわたしの手を取ったまま、椅子から立たせた。
「エリカ……」
感極まったように呟くと、彼はわたしを力いっぱい抱きしめた。
「こんなに人を好きになったのは生まれて初めてだ。ぼくと結婚してほしい。偽装なんかじゃなくて、本物の恋人、そして妻になってくれないか」
「宗太さん……」
ほんのついさっきまで、プロポーズされるなんて思いもよらなかった……
天にも昇るような心地というのは、このことかと思った。
ありえないことがにわかに現実になった。
嬉しいという言葉では表しきれないほど、気持ちが高揚している。