Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
そのほとばしるシャワーの音に紛れて、彼が入ってきたことに気づかなかった。
「宗太さん……」
彼はわたしを背後から抱きしめてきた。
「ごめん……、もう待てない……」
そう言って、ボディシャンプーを手に取ると、わたしの身体に泡をまとわせ、性急に弄った。
わたしも堪えきれなくなり、振りかえって唇を合わせた。
互いに、今まで抑えつけていた気持ちのたがが外れ、ブレーキの壊れた車のように、何度も何度も唇を求めあった。
砂地に水を撒くようで、この乾きは永遠に癒えないのではないかと思った。
彼が愛しすぎて……どうにかなってしまいそうで……
とめどなく溢れでる想いに
ふたりで溺れた……
***
疲れ果てて少し眠っては、また求め合い……
ようやく、ふたりのなかの嵐が過ぎ去ったのは、もう、日が沈みかけるころだった。
青くライティングされたジェットバスに浸かり、くたびれはてた身体を勢いよく噴射される気泡に浸した。
背後の彼に身を預けたまま、話に耳を傾ける。
「最近、帰りが遅かったのは、エリカと同じ理由。ヘリでフライトした日から、きみへの想いが募りすぎて、一緒にいるのが辛かったんだ。湊の家に泊めてもらったこともあったな」
「宗太さんも?」
「うん。素面だと悶々として眠れなかった。白状すれば、エリカの部屋に行きかけたこともある」
彼の言葉のひとつひとつが心に染みわたっていく。
これ以上ないほど、心が満ち足りていく。
その気持ちを伝えたくて、彼に顔を向ける。
目が合うと、宗太さんは蕩けそうな笑みを浮かべ、わたしに軽く口づけた。
「宗太さん……」
彼はわたしを背後から抱きしめてきた。
「ごめん……、もう待てない……」
そう言って、ボディシャンプーを手に取ると、わたしの身体に泡をまとわせ、性急に弄った。
わたしも堪えきれなくなり、振りかえって唇を合わせた。
互いに、今まで抑えつけていた気持ちのたがが外れ、ブレーキの壊れた車のように、何度も何度も唇を求めあった。
砂地に水を撒くようで、この乾きは永遠に癒えないのではないかと思った。
彼が愛しすぎて……どうにかなってしまいそうで……
とめどなく溢れでる想いに
ふたりで溺れた……
***
疲れ果てて少し眠っては、また求め合い……
ようやく、ふたりのなかの嵐が過ぎ去ったのは、もう、日が沈みかけるころだった。
青くライティングされたジェットバスに浸かり、くたびれはてた身体を勢いよく噴射される気泡に浸した。
背後の彼に身を預けたまま、話に耳を傾ける。
「最近、帰りが遅かったのは、エリカと同じ理由。ヘリでフライトした日から、きみへの想いが募りすぎて、一緒にいるのが辛かったんだ。湊の家に泊めてもらったこともあったな」
「宗太さんも?」
「うん。素面だと悶々として眠れなかった。白状すれば、エリカの部屋に行きかけたこともある」
彼の言葉のひとつひとつが心に染みわたっていく。
これ以上ないほど、心が満ち足りていく。
その気持ちを伝えたくて、彼に顔を向ける。
目が合うと、宗太さんは蕩けそうな笑みを浮かべ、わたしに軽く口づけた。