Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
「なるほど。相変わらず熱心だね。じゃあ、今日、買いに行こうか。実は一緒に出かけたいなと思ってたんだ。毎日のおいしい朝食のお礼に、ランチをご馳走するよ」
「えっ、本当ですか?」
わたしは思わず、身を乗り出した。
「ああ、仕事がひと段落して、ぼくもちょっと息抜きしたいから」
「わたしで良ければ、ぜひお共させてください」
「じゃあ、1時間後に出かけよう。それで支度できる?」
「はい」
芹澤さんが誘ってくれるなんて思ってもみなかった。
だから、深く考える前に、反射的に「はい」と答えていた。
でも、あとで余計に辛くなるだろうな。
彼と一緒に出かけたりしたら。
それは分かっていたけれど、〝芹澤さんと過ごす休日〟という最高に魅力的なコンテンツにはとてもじゃないけど抗えない。
こんなお誘い、もうないだろうし……
それに、この1カ月ほどスーパーに買い物に行く以外、ずっと家にこもりっきりだったので、かなりストレスが溜まっていた。
残りの日々のための英気を養う機会だと思って、今日は何も考えずに楽しもう。
後のことは、またそのとき考えることにして。
「えっ、本当ですか?」
わたしは思わず、身を乗り出した。
「ああ、仕事がひと段落して、ぼくもちょっと息抜きしたいから」
「わたしで良ければ、ぜひお共させてください」
「じゃあ、1時間後に出かけよう。それで支度できる?」
「はい」
芹澤さんが誘ってくれるなんて思ってもみなかった。
だから、深く考える前に、反射的に「はい」と答えていた。
でも、あとで余計に辛くなるだろうな。
彼と一緒に出かけたりしたら。
それは分かっていたけれど、〝芹澤さんと過ごす休日〟という最高に魅力的なコンテンツにはとてもじゃないけど抗えない。
こんなお誘い、もうないだろうし……
それに、この1カ月ほどスーパーに買い物に行く以外、ずっと家にこもりっきりだったので、かなりストレスが溜まっていた。
残りの日々のための英気を養う機会だと思って、今日は何も考えずに楽しもう。
後のことは、またそのとき考えることにして。