Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
***
エレベーターを降りると、芹澤さんがドアから飛び出してきたところだった。
「エリカ……」
わたしを見て、芹澤さんはほっと息をついた。
「宗太さん……どこへ行くんですか」
「どこって……エリカを探しに行こうと思ったんだよ」
芹澤さん。いつもに増して、髪の毛ボサボサ。
目の下にはくま。
もう、イケメンが台無し。
「まだお休みだと思ってました。散歩してたんです。早くに目が覚めてしまって」
「エリカが出ていったのは知ってたよ。でも、ずっと帰ってこないから、どうしたのかと心配になって」
心配してくれたの、わたしのことを……?
「すみません」
「いや、良かったよ。無事帰ってきてくれて」
エレベーターを降りると、芹澤さんがドアから飛び出してきたところだった。
「エリカ……」
わたしを見て、芹澤さんはほっと息をついた。
「宗太さん……どこへ行くんですか」
「どこって……エリカを探しに行こうと思ったんだよ」
芹澤さん。いつもに増して、髪の毛ボサボサ。
目の下にはくま。
もう、イケメンが台無し。
「まだお休みだと思ってました。散歩してたんです。早くに目が覚めてしまって」
「エリカが出ていったのは知ってたよ。でも、ずっと帰ってこないから、どうしたのかと心配になって」
心配してくれたの、わたしのことを……?
「すみません」
「いや、良かったよ。無事帰ってきてくれて」