浮気癖のある女




卒業式。

皆アルバムの後ろに
コメントを書き合うなんて、
そんな青春みたいなことをしていた。

泣いてる人なんて
一人もいなかったな、(笑)



はる「 椎木くん書いて! 」

椎木「 どこに書けばいい?? 」

はる「 ここ、1番後ろ!でかでかと書いちゃっていいよ!ここ椎木ゾーンだから! 」

椎木「 どういうこと?(笑)」


なんて言いながら嬉しそうに
頬を緩ませながら椎木くんが
コメントを書こうとすると、

隣にいたクラスメイトの男の子が
椎木くんの持っていたペンを
するりと奪い取った。

そしてカキカキ、

カキカキ、、


クラスメイト「 これでいいべ?(笑)」

椎木「 いや、ちょ…(笑)」

はる「 なんやねん見しろや 」


ニヤニヤしてるクラスメイトと、
少し笑いながら
特に抵抗もしない椎木くん。

何かと思って見てみると、
でっかくそのページいっぱいに、



" 大好き "


の文字。



何も言わない椎木くん、

あぁ、と悟った私。



はる「 どういうこと〜!?(笑)椎木くんが私のこと大好きなのは知ってますけど!!ありがとうこれ家宝にしまぁ〜す!!! 」



流した、

























< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop