浮気癖のある女
卒業式。
皆アルバムの後ろに
コメントを書き合うなんて、
そんな青春みたいなことをしていた。
泣いてる人なんて
一人もいなかったな、(笑)
はる「 椎木くん書いて! 」
椎木「 どこに書けばいい?? 」
はる「 ここ、1番後ろ!でかでかと書いちゃっていいよ!ここ椎木ゾーンだから! 」
椎木「 どういうこと?(笑)」
なんて言いながら嬉しそうに
頬を緩ませながら椎木くんが
コメントを書こうとすると、
隣にいたクラスメイトの男の子が
椎木くんの持っていたペンを
するりと奪い取った。
そしてカキカキ、
カキカキ、、
クラスメイト「 これでいいべ?(笑)」
椎木「 いや、ちょ…(笑)」
はる「 なんやねん見しろや 」
ニヤニヤしてるクラスメイトと、
少し笑いながら
特に抵抗もしない椎木くん。
何かと思って見てみると、
でっかくそのページいっぱいに、
" 大好き "
の文字。
何も言わない椎木くん、
あぁ、と悟った私。
はる「 どういうこと〜!?(笑)椎木くんが私のこと大好きなのは知ってますけど!!ありがとうこれ家宝にしまぁ〜す!!! 」
流した、