後輩×先輩
体温計をしまったお兄ちゃんは眉を下げながら「大丈夫か?」と
心配かけちゃってる・・・
「大丈夫だから、お兄ちゃんは学校行って?」
「・・・そうか、分かった」
心配かけたくない・・・という私の気持ちを汲んでか、お兄ちゃんは渋々といったように部屋から出ていった
「コホッ・・・」
んー・・・身体が重い・・・
熱も高いし、咳も・・・
マスクして寝ようかな
「・・・マスク、どこだっけ・・・」
重い身体を無理矢理起こし、少しふらつく視界の中階段を降りてリビングへと向かう