後輩×先輩
『37.5』
と表示されていた
あっ、結構下がってる・・・!
「だいぶ下がったな
お粥作ったけど食べれるか?」
体温計を見たお兄ちゃんはそう言って、小さく頷く
「持ってくる」と言ってお兄ちゃんは1度部屋から出ていった
お兄ちゃん、実は普通に料理出来るんだよね・・・一応いつもは私が料理担当なんだけど
カチャン、という音と共にお兄ちゃんがお盆に小さなお鍋を乗せて部屋に入ってきた
「暑いぞ」
「お、お兄ちゃんっ・・・1人で食べられるよ」
ベッド脇に座ったお兄ちゃんはお粥をよそったスプーンを私の口元に持ってきていて
「ダメだ!風邪引いてるんだから甘えろ」
と。