後輩×先輩



─────帰宅後


カチャン、という扉の開く音と共に、家の中に入る

結構遅くなっちゃった・・・

スマホの時計を見ると、20時


「陽菜、遅かっ・・・・・・どうした?」


リビングから顔を覗かせたお兄ちゃんは、直ぐに私の異変に気付いて駆け寄ってきた

あれだけ泣いたから、目腫れてるし気付くよね・・・



「・・・三浦先輩、京都の大学に行くんだね」


「・・・聞いたのか」



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