転生侍女はモブらしく暮らしたい〜なのにお嬢様のハッピーエンドは私に託されているようです(汗)
兄弟の温もりを感じるのは、いつぶりだろうか。

確かに同じ血が流れていると感じるような温かさであった。

(エマちゃん……)

ジェラルドは心の中で語りかける。

(君にはきっと宝の中身も、俺たちがこうして手を取り合うことになるのも、見えていたんだろうな。だから必ず三人で探せと言ってくれたんだ)

そのことに深く感謝したジェラルドは、不思議な彼女にまた会いたいと思うのであった。


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