転生侍女はモブらしく暮らしたい〜なのにお嬢様のハッピーエンドは私に託されているようです(汗)
「レミリア様……申し訳ございません。私がうまくサポートできなかったばかりに……」
震える声で呟けば、レミリアが首を横に振った。
「エマはなにも悪くないわ。きっと私が王太子殿下をイライラさせてしまったのよ。これで妃候補から外されても仕方ないと諦める。もし次の機会があるなら、今度は好かれるように頑張るわ」
自分以上にショックを受けているエマを心配してか、レミリアは両手を握りしめ、気丈に微笑んでみせた。
けれどもエマの震えは治まらない。
(レミリア様、違うんです。妃候補から外れるなんて甘っちょろいものじゃない。バッドエンドは処刑……。どうにかしないと。なにか回避する方法は……)
「私、ちょっとポッピィちゃんを探してきます」
「ポッピィちゃん?」
不思議そうにしているレミリアを残し、エマは廊下に出た。
今、頼れるのは由奈しかいない。
電話をかけなければと屋敷内を駆け回り、スモフキンを探す。
見つけたのはリネン室で。
美人のメイドが先ほど取り込んだシーツにアイロンをかけていて、スモフキンは彼女のお尻あたりにフワフワまとわりついていた。
震える声で呟けば、レミリアが首を横に振った。
「エマはなにも悪くないわ。きっと私が王太子殿下をイライラさせてしまったのよ。これで妃候補から外されても仕方ないと諦める。もし次の機会があるなら、今度は好かれるように頑張るわ」
自分以上にショックを受けているエマを心配してか、レミリアは両手を握りしめ、気丈に微笑んでみせた。
けれどもエマの震えは治まらない。
(レミリア様、違うんです。妃候補から外れるなんて甘っちょろいものじゃない。バッドエンドは処刑……。どうにかしないと。なにか回避する方法は……)
「私、ちょっとポッピィちゃんを探してきます」
「ポッピィちゃん?」
不思議そうにしているレミリアを残し、エマは廊下に出た。
今、頼れるのは由奈しかいない。
電話をかけなければと屋敷内を駆け回り、スモフキンを探す。
見つけたのはリネン室で。
美人のメイドが先ほど取り込んだシーツにアイロンをかけていて、スモフキンは彼女のお尻あたりにフワフワまとわりついていた。