平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
リズは、そのまま吸いつかれてぞくぞくした。前へ体を傾けて逃げようとするものの、ジェドは追いかけて口付けていく。
と、不意に、抱き締めている彼の手が胸に掠った――途端、リズはよく分からない緊張が爆発して反射的に処置策に出た。
「びぎゃあぁあぁ!」
思いっきり、今度はジェドの方へ頭を起こし上げた。
ガツンっと大きな音がして、彼が呻きを上げる。後頭部で彼の額に一撃くらわしたリズは、その隙に逃げ出そうとした。
――が、その一瞬後、ジェドに抱き上げられて確保された。
「ひぇえ!?」
そのままツカツカと歩かれたかと思ったら、無関心と言わんばかりに寝ているカルロを通過し、気づいた時には一緒にベッドへ倒れ込んでいた。
乗っかかっているジェドが重い。すごく熱い。
倒れ込んだ姿勢で、ぎゅぅっと抱き締められてリズは我に返る。
え、何この状況? 一体どうなっているの? 分からなすぎて動けない。リズは心臓がばくばくして、もう頭の中は大混乱だった。
「すまない、大丈夫だ。今、逃げられると余計にまずい。だから、落ち着いてくれ」
不意に、ジェドの声がすぐそばで聞こえた。
と、不意に、抱き締めている彼の手が胸に掠った――途端、リズはよく分からない緊張が爆発して反射的に処置策に出た。
「びぎゃあぁあぁ!」
思いっきり、今度はジェドの方へ頭を起こし上げた。
ガツンっと大きな音がして、彼が呻きを上げる。後頭部で彼の額に一撃くらわしたリズは、その隙に逃げ出そうとした。
――が、その一瞬後、ジェドに抱き上げられて確保された。
「ひぇえ!?」
そのままツカツカと歩かれたかと思ったら、無関心と言わんばかりに寝ているカルロを通過し、気づいた時には一緒にベッドへ倒れ込んでいた。
乗っかかっているジェドが重い。すごく熱い。
倒れ込んだ姿勢で、ぎゅぅっと抱き締められてリズは我に返る。
え、何この状況? 一体どうなっているの? 分からなすぎて動けない。リズは心臓がばくばくして、もう頭の中は大混乱だった。
「すまない、大丈夫だ。今、逃げられると余計にまずい。だから、落ち着いてくれ」
不意に、ジェドの声がすぐそばで聞こえた。