黙って一緒に堕ちてろよ
同性の私から見てもそう思うんだから、古茶くんから見たら、なんて考えなくてもわかる。性格はブスでも、外見が可愛けりゃある程度勝ち組だもんなぁ。
愛嬌のある顔立ち。あざとい性格。肌も色白。全部私にはないもの。
私は、自分を抱きしめるように、腕にそっと手を当てた。そこには、いくつもの火傷のあとが呪いのように残っている。思い出すたび、私は綺麗なものには到底なることができないんだと思い知らされる。
「……古茶くんのアホ」
パシれないんじゃ、弱み握った意味ないじゃん。
せっかく退屈しのぎくらいにはなってると思ってたのに、君がいないせいでつまんない、つまんないから、
責任とってよ、ねぇ。