君が呼ぶから帰ってきたよ
3.久しぶりの学校
目覚めるといつも白い天井が目の前にあった。


それを見て、いつも思っていた。


"あぁ、今日も生きている"と。


そうしてゆっくり体を起こして思うんだ。


"あぁ、まだ体を動かせるんだ"と。


そうやって毎日毎日確認することで生きていることを実感していたんだ。


少しの恐怖感を抱きながら…


起きて、窓の外を見て願ってた。


どうか、また明日も生きていることを感じられますように…って。


だから、今日もきっと…


大丈夫…



目を開けて生きてると感じられる…


きっと。

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