君が呼ぶから帰ってきたよ
4.変わってしまった康太
康太は、いつだって私のヒーローで憧れだった。
周りにはいつも誰かいて、みんなを笑顔にさせる。
それが康太だった。
例えるなら…太陽と向日葵が足された感じ?
ちょっと変な例えだけれど…とにかく私にとって最強の人だった。
私の1歩前を進みつつ、絶対私を置いていかない。
優しい康太。
そんな康太だから私は好きになった。
康太はもう覚えてないと思うけど、私が病気だと分かった日に一緒に泣いてくれたよね。
周りの大人は、私を見て悲しい顔をした。
それでも、私に悪いと思ったのか涙を見せる人は誰もいなくて…涙を我慢した顔しか見せなかった。
そして
ただ、一言。
"大丈夫"
それだけしか言わなかった。
大丈夫じゃないことなんてその顔を見ればすぐわかるのに…
その大丈夫じゃない大丈夫は、私に泣いてはいけないと縛りをつけているように感じた。
そんな時、康太が泣きながら言ったんだ。
"なんでお前泣かないんだよ、平気な振りすんなよ"って。
泣きたいときには泣いていい、我慢しなくていい、病気になって辛くない人なんかいないんだからって言ってくれた。
あの日のことは、絶対忘れない。
私の心を救ってくれた康太。
今度は、私が康太の力になりたいんだよ。
周りにはいつも誰かいて、みんなを笑顔にさせる。
それが康太だった。
例えるなら…太陽と向日葵が足された感じ?
ちょっと変な例えだけれど…とにかく私にとって最強の人だった。
私の1歩前を進みつつ、絶対私を置いていかない。
優しい康太。
そんな康太だから私は好きになった。
康太はもう覚えてないと思うけど、私が病気だと分かった日に一緒に泣いてくれたよね。
周りの大人は、私を見て悲しい顔をした。
それでも、私に悪いと思ったのか涙を見せる人は誰もいなくて…涙を我慢した顔しか見せなかった。
そして
ただ、一言。
"大丈夫"
それだけしか言わなかった。
大丈夫じゃないことなんてその顔を見ればすぐわかるのに…
その大丈夫じゃない大丈夫は、私に泣いてはいけないと縛りをつけているように感じた。
そんな時、康太が泣きながら言ったんだ。
"なんでお前泣かないんだよ、平気な振りすんなよ"って。
泣きたいときには泣いていい、我慢しなくていい、病気になって辛くない人なんかいないんだからって言ってくれた。
あの日のことは、絶対忘れない。
私の心を救ってくれた康太。
今度は、私が康太の力になりたいんだよ。