君が呼ぶから帰ってきたよ
考え?


真穂は何を考えているんだろう?


不思議に思っていると突然真穂は手を挙げた。


「どうした?竹中」


「私、生徒会からお願いがありまして…」


あ、そうだ。


真穂って生徒会だった。


真穂は生徒会の書記だったかなぁ…


行事ごとに生徒会の腕章して歩いてたのを思い出す。


あの姿はかっこよくて憧れた。


「今年も各クラスから体育祭実行委員を2名選ぶようにお願いしたいと思います。」



先生の顔を見ながら真穂はハキハキと言葉を続ける。


「あぁ、そうだったな。誰か決めないとな…」


と先生がクラス全員を見る。


「そこで、今年は生徒会の私から推薦して決めさせてもらいたいんです。」


え?真穂?
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