君が呼ぶから帰ってきたよ


大津くんは空を見上げ呟いた。


「東堂、俺が何とかするからな、あんまり心配すんなよ。」


うん、ありがとう大津くん。


心配しないよ。


きっと康太は大丈夫。


大津くんと真穂がいれば…いつかの康太がかえってくる。


あの笑顔をまた見れる。


そう、強く確信してる。


言葉には届かないありがとうを大津くんに少しでも届くように強く強く想った。










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