君が呼ぶから帰ってきたよ
胸が苦しい。


泣いて喉が痛い。


それでも私は泣くことを止めることが出来ない。


「私がそばにいたかった、病気にならなければ…ずっとずっと康太のそばにいられたかもしれないのにぃ…」


好きになってくれなってくれなくても、恋人にならなくてもそれでも良かった。


ただ、私は好きな人と一緒に成長したかった。


そばに居て一緒に思い出を作りたかった。


なんでそんな誰にでも出来ることが私に出来ないのだろう。


病気になってからずっと思ってた事だ。


でもそんなこと言っても私は病気になってしまって、死んでしまって。


諦めなければなからなくなった。


なんで諦めなきゃいけないの?
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