許されない好き。
物語の始まり
赤ずきんside
ある日、私のお母さんが言った。
「おばあちゃんが体調崩しちゃって寝込んでるらしくて…。私今時間なくて行ってあげれないから、これ持って行ってくれない?」
そう言って、フルーツが入った竹で編まれたかごを渡してきた。
「えっ?!じゃあ早く行かなきゃ!」
私は、急いでお気に入りの、赤いフードの付いた服を羽織って家を出た。
おばあちゃんの家は森をぬけたところにあるからちょっと遠いんだよね。
本当はこの森は、危ないから通っちゃダメってお母さんに言われてるんだけど、近道しちゃお〜。
フルーツが落ちないように気おつけながら先を急ぐ。
「ん?」
不意に木のところに、黒い影を見つけた。
なんかいる…?
走る速度が遅くなり、ゆっくりと近づく。
そーと、そーと
ちらりと見えた姿は、大きな
大きな
オオカミ…
オオカミ?!
声も出せず、体が大きくビクついた。
ゆっくりと後ずさりをして、
気づいたら走って逃げていた。
ある日、私のお母さんが言った。
「おばあちゃんが体調崩しちゃって寝込んでるらしくて…。私今時間なくて行ってあげれないから、これ持って行ってくれない?」
そう言って、フルーツが入った竹で編まれたかごを渡してきた。
「えっ?!じゃあ早く行かなきゃ!」
私は、急いでお気に入りの、赤いフードの付いた服を羽織って家を出た。
おばあちゃんの家は森をぬけたところにあるからちょっと遠いんだよね。
本当はこの森は、危ないから通っちゃダメってお母さんに言われてるんだけど、近道しちゃお〜。
フルーツが落ちないように気おつけながら先を急ぐ。
「ん?」
不意に木のところに、黒い影を見つけた。
なんかいる…?
走る速度が遅くなり、ゆっくりと近づく。
そーと、そーと
ちらりと見えた姿は、大きな
大きな
オオカミ…
オオカミ?!
声も出せず、体が大きくビクついた。
ゆっくりと後ずさりをして、
気づいたら走って逃げていた。
< 1 / 9 >