先生中毒
キッカケ
ずっと楽しく過ごせてたのに。
ずっと一緒に笑ってたのに。
「こんなに気が合うの茉莉しかいない!
大好き!!ずっと一緒だよ!」
そう言ったよね沙也加....
「茉莉ってさぁ私の好きな人ってわかって
て、色目使ったの?いいよね、あんたは。
かわいいからって簡単に私の努力を踏みに
じって。」
違うよ。私はちゃんと、断ったんだよ。
沙也加...もう戻れないの?
苦しいよ誰か...誰か助けて...!!
ハッ
(ここは保健室?....あ、寝てたんだ私。)
目を覚ますと見慣れた保健室の天井がそこ
にはあった。
あることをきっかけにここへ来る回数が増
えた。見慣れたのもそのためだった。
私は昔から見た目のせいで男子から告白さ
れたりすることが多かった。
そのせいで女子から妬まれて、嫌われて
人と関わることも上手くない私はどんどん
孤立していった。
だけど、そんなとき高校に入って初めてで
きた友達が沙也加だった。
「私、神谷沙也加!茉莉ちゃんだよね?
私、茉莉ちゃんと仲良くなりたいんだ!
よろしくねっ」
最初は上手く話せなかったけど沙也加が何
度も私のところに来てくれて、仲良くなる
のに時間はかからなかった。
それからはいつも一緒だった。
私は沙也加といるのが楽しくて楽しくて仕
方なくて、大好きだった。
しばらくすると、沙也加に好きな人ができ
た。名前は相田雄也くん。2人は席が隣同
士で話してる内に彼の人柄に惹かれたらし
い。私は親友の恋を応援したかった。
だから、なにか情報は得られないか彼をよ
く私は見つめるようになった。
でも、それが災いしてしまったんだ...
「...如月さん、俺、如月さんが好きなん
だ。最近よく目が合って嬉しかった。良か
ったら俺と付き合ってよ。」
その瞬間私の背筋が凍りついた。それと同
時に、沙也加への罪悪感が沸き上がってく
る。しかも、沙也加も聞いていたんだ...
「....っ」
沙也加の顔が歪む。そして沙也加は走り出
して行った。
「...沙也加!!ごめんなさい、私は相田く
んとは付き合えません...!!」
そう言って一礼して沙也加を追いかけた。
「沙也加!!沙也加待ってっ!私、断っ」
「....茉莉ってさぁ私の好きな人ってわかっ
てて、色目使ったの?いいよね、あんた
は。かわいいからって簡単に私の努力を
踏みにじって。」
「ちがっ、私はそんなつもりじゃなくて
ちゃんと!ちゃんと断ったから!!」
許してもらいたい一心で必死に話した。
でも、その声は届かなかった。
「...私がなんであんたに近づいたかわか
る?あんたはかわいくて男子にモテるか
ら自分のステータス上げに良いと思った
の。だから近づいた。....でもやっぱやめ
ときゃよかった。最低。あんたなんか嫌
い。」
心が痛かった。私は自分で楽しかった時間
をぶち壊してしまったんだ。
「沙也加、ごめん。沙也加...」
それ以来、私はまたひとりぼっちになっ
た。もう自分がどうして平気だったのかわ
からない。今になってみると沙也加に依存
してたんだ、私は。絶対離れてなんかいか
ないと思ってた。でも人の繋がりなんても
ろいものだった。沙也加も私を嫌う女子達
と私の悪口を言うようになった。
私はそれが辛くて苦しくて今日も保健室で
涙を流す。
「誰か...誰か助けて。苦しいよ...」
「....如月、俺に依存してみない?」
小声でそう言ったとき、目の前に現れたの
はーーーーーーーーーーーー先生でした。
私は先生にエモノとして囚われることにな
る。そう、先生なしでは生きていけなくな
るほどに。この時の私はまだ、知らなかっ
んだ。先生の毒牙にかかることになるなん
て。
ずっと一緒に笑ってたのに。
「こんなに気が合うの茉莉しかいない!
大好き!!ずっと一緒だよ!」
そう言ったよね沙也加....
「茉莉ってさぁ私の好きな人ってわかって
て、色目使ったの?いいよね、あんたは。
かわいいからって簡単に私の努力を踏みに
じって。」
違うよ。私はちゃんと、断ったんだよ。
沙也加...もう戻れないの?
苦しいよ誰か...誰か助けて...!!
ハッ
(ここは保健室?....あ、寝てたんだ私。)
目を覚ますと見慣れた保健室の天井がそこ
にはあった。
あることをきっかけにここへ来る回数が増
えた。見慣れたのもそのためだった。
私は昔から見た目のせいで男子から告白さ
れたりすることが多かった。
そのせいで女子から妬まれて、嫌われて
人と関わることも上手くない私はどんどん
孤立していった。
だけど、そんなとき高校に入って初めてで
きた友達が沙也加だった。
「私、神谷沙也加!茉莉ちゃんだよね?
私、茉莉ちゃんと仲良くなりたいんだ!
よろしくねっ」
最初は上手く話せなかったけど沙也加が何
度も私のところに来てくれて、仲良くなる
のに時間はかからなかった。
それからはいつも一緒だった。
私は沙也加といるのが楽しくて楽しくて仕
方なくて、大好きだった。
しばらくすると、沙也加に好きな人ができ
た。名前は相田雄也くん。2人は席が隣同
士で話してる内に彼の人柄に惹かれたらし
い。私は親友の恋を応援したかった。
だから、なにか情報は得られないか彼をよ
く私は見つめるようになった。
でも、それが災いしてしまったんだ...
「...如月さん、俺、如月さんが好きなん
だ。最近よく目が合って嬉しかった。良か
ったら俺と付き合ってよ。」
その瞬間私の背筋が凍りついた。それと同
時に、沙也加への罪悪感が沸き上がってく
る。しかも、沙也加も聞いていたんだ...
「....っ」
沙也加の顔が歪む。そして沙也加は走り出
して行った。
「...沙也加!!ごめんなさい、私は相田く
んとは付き合えません...!!」
そう言って一礼して沙也加を追いかけた。
「沙也加!!沙也加待ってっ!私、断っ」
「....茉莉ってさぁ私の好きな人ってわかっ
てて、色目使ったの?いいよね、あんた
は。かわいいからって簡単に私の努力を
踏みにじって。」
「ちがっ、私はそんなつもりじゃなくて
ちゃんと!ちゃんと断ったから!!」
許してもらいたい一心で必死に話した。
でも、その声は届かなかった。
「...私がなんであんたに近づいたかわか
る?あんたはかわいくて男子にモテるか
ら自分のステータス上げに良いと思った
の。だから近づいた。....でもやっぱやめ
ときゃよかった。最低。あんたなんか嫌
い。」
心が痛かった。私は自分で楽しかった時間
をぶち壊してしまったんだ。
「沙也加、ごめん。沙也加...」
それ以来、私はまたひとりぼっちになっ
た。もう自分がどうして平気だったのかわ
からない。今になってみると沙也加に依存
してたんだ、私は。絶対離れてなんかいか
ないと思ってた。でも人の繋がりなんても
ろいものだった。沙也加も私を嫌う女子達
と私の悪口を言うようになった。
私はそれが辛くて苦しくて今日も保健室で
涙を流す。
「誰か...誰か助けて。苦しいよ...」
「....如月、俺に依存してみない?」
小声でそう言ったとき、目の前に現れたの
はーーーーーーーーーーーー先生でした。
私は先生にエモノとして囚われることにな
る。そう、先生なしでは生きていけなくな
るほどに。この時の私はまだ、知らなかっ
んだ。先生の毒牙にかかることになるなん
て。