飼い犬は猛犬でした。
そんな……
”どうでもいい”ときっぱりと言われると、困惑する。
「はぁ……床に擦れて怪我とかしてないっすか?」
涼輔くんはため息をついてわたしの頬に手を添えた。
「……っ」
突然触れられ、体がびくりと跳ねる。
やだ、見ないで……
「ご、ごめん……でも離れて、こんなの……誰かに見られたら勘違いされるよ……?」
「勘違い? ……先輩、何も分かってないッスよ……それに、なんつー表情してるんすか……」
え……
違うよ、それはわたしのセリフ。
熱を帯びたような目で真っ直ぐとわたしの目を捕える涼輔くん。
こんなの……やめて……
「……先輩、もう知りませんからね。そんな表情、俺の事……」
徐々に近付いてくる涼輔くんの顔に、わたしの顔は赤みを増す。
この先を見るのが怖い……どうなってしまうの?
――キス……しちゃうの……?
”どうでもいい”ときっぱりと言われると、困惑する。
「はぁ……床に擦れて怪我とかしてないっすか?」
涼輔くんはため息をついてわたしの頬に手を添えた。
「……っ」
突然触れられ、体がびくりと跳ねる。
やだ、見ないで……
「ご、ごめん……でも離れて、こんなの……誰かに見られたら勘違いされるよ……?」
「勘違い? ……先輩、何も分かってないッスよ……それに、なんつー表情してるんすか……」
え……
違うよ、それはわたしのセリフ。
熱を帯びたような目で真っ直ぐとわたしの目を捕える涼輔くん。
こんなの……やめて……
「……先輩、もう知りませんからね。そんな表情、俺の事……」
徐々に近付いてくる涼輔くんの顔に、わたしの顔は赤みを増す。
この先を見るのが怖い……どうなってしまうの?
――キス……しちゃうの……?