飼い犬は猛犬でした。

.*・゚ 見つけた気持ちを .゚・*.



 * * *



 思いがけない告白に、戸惑いが収まらない。

 ううん、それだけじゃなくて……


 ――涼輔くんへの気持ちに気付いたことにもっと戸惑ってる。


 いつから? いつからわたしは涼輔くんの事が……


「はぁ……」


 そんなの、今更気付いたって遅いのに……
 


 もしわたしが、涼輔くんに「好き」って言ったら……涼輔くんはどんな顔をするんだろう。

 困る? 引く? それとも、嫌いになる……?


< 62 / 96 >

この作品をシェア

pagetop