勝手に決められた許婚なのに、なぜか溺愛されています。
「あの、友達を待ってて」
「オープンキャンパス?」
「……はい」
「そんなこと、言ってなかったよな?
オープンキャンパスに来るなら、
俺に連絡くれればよかったのに。
それにこんなところ、制服で来ちゃだめだろ。
悪目立ちするに決まってんだから」
そして、怒涛のお説教。
こんなはずじゃなかったんだけどな。
「予定していた友達が来れなくなって、
それで急に誘われて」
九条さんは、まだ
眉間にしわを寄せて険しい顔をしている。
でも、本当の理由は、私が九条さんに会いたかったから。
だから……
「ごめんなさい」
乾いたコンクリートに視線を落とすと、くしゃりと頭をなでられた。
「怒ってるんじゃない。
けど、あんまり心配させんなよ。
目立つんだよ、そのセーラ服」
「オープンキャンパス?」
「……はい」
「そんなこと、言ってなかったよな?
オープンキャンパスに来るなら、
俺に連絡くれればよかったのに。
それにこんなところ、制服で来ちゃだめだろ。
悪目立ちするに決まってんだから」
そして、怒涛のお説教。
こんなはずじゃなかったんだけどな。
「予定していた友達が来れなくなって、
それで急に誘われて」
九条さんは、まだ
眉間にしわを寄せて険しい顔をしている。
でも、本当の理由は、私が九条さんに会いたかったから。
だから……
「ごめんなさい」
乾いたコンクリートに視線を落とすと、くしゃりと頭をなでられた。
「怒ってるんじゃない。
けど、あんまり心配させんなよ。
目立つんだよ、そのセーラ服」