勝手に決められた許婚なのに、なぜか溺愛されています。
肩を揺らして笑う九条さんをちらりと睨む。
む、むむむ。
「九条さん、笑いすぎです!」
「わ、笑ってないって。 機嫌なおして」
「ものすごく笑ってるように見えますが!」
「いや、これは彩梅さんが可愛いから」
これは、ずるい。
『可愛い』の大安売り。
可愛いって言えば、
なんでも許されると思っているような!
ぷくっと頬っぺたをふくらませると、
九条さんは余裕の笑顔で。
もうっ!
それもこれも、
九条さんがカッコ良すぎるのがいけないんだ!
さっきから、すれ違う女の人達が
ちらちらと九条さんのことを見ていて落ち着かないし
心臓はドキドキ忙しいし!
む、むむむ。
「九条さん、笑いすぎです!」
「わ、笑ってないって。 機嫌なおして」
「ものすごく笑ってるように見えますが!」
「いや、これは彩梅さんが可愛いから」
これは、ずるい。
『可愛い』の大安売り。
可愛いって言えば、
なんでも許されると思っているような!
ぷくっと頬っぺたをふくらませると、
九条さんは余裕の笑顔で。
もうっ!
それもこれも、
九条さんがカッコ良すぎるのがいけないんだ!
さっきから、すれ違う女の人達が
ちらちらと九条さんのことを見ていて落ち着かないし
心臓はドキドキ忙しいし!