勝手に決められた許婚なのに、なぜか溺愛されています。
「冗談に決まってるだろ。ほら、手かして」
……?
言われるままに、
九条さんの大きな手のひらに指先をのせてみると。
「『お手』じゃなくて、手をつなぐんだよ!」
呆れる九条さんにぎゅっと手を握られた!
「ふえっ⁈」
「手つないでおかないと、
また、ほかの男にまとわりつかれるかもしれないだろ」
「で、でもっ!」
「彩梅のリード代わりだよ」
九条さんは平然としているけど、
ドキドキしすぎて心臓破れそうです……。
「どうした、彩梅?」
「な、なんでもないですっ」
「迷子になるなよ」
ふわりと笑う九条さんは、
いつもキラキラとまぶしくて
手の届かない『許嫁』。
そんな九条さんに、ドキドキしてばかりの毎日です。
はじまりは3か月前……。
……?
言われるままに、
九条さんの大きな手のひらに指先をのせてみると。
「『お手』じゃなくて、手をつなぐんだよ!」
呆れる九条さんにぎゅっと手を握られた!
「ふえっ⁈」
「手つないでおかないと、
また、ほかの男にまとわりつかれるかもしれないだろ」
「で、でもっ!」
「彩梅のリード代わりだよ」
九条さんは平然としているけど、
ドキドキしすぎて心臓破れそうです……。
「どうした、彩梅?」
「な、なんでもないですっ」
「迷子になるなよ」
ふわりと笑う九条さんは、
いつもキラキラとまぶしくて
手の届かない『許嫁』。
そんな九条さんに、ドキドキしてばかりの毎日です。
はじまりは3か月前……。