僕と君の物語
~ 1章 君との出逢い ~
僕は今年高校生になる。正直今までの15年間を振り返ると本当に何も無い人生だったと思う。友達と呼べる人間が居ないかと言われるとそんなことはなかった、でも本当の意味で友達と呼べる存在を僕は知らない。皆、上辺だけの付き合いをしているのだろう、、、、、そう思っていた。
4月1日
「私たちは今日、このうららかな日差しと春の香りに誘われて、、、、、、新入生代表、北川 敬《きたがわゆき》」
「新入生代表の人、綺麗な子だな、、まぁ僕みたいなやつが一生関わることはないと思うけど」
僕は地元の高校には行かず、隣町にある公立高校に通うことにした。家からは少し離れた場所にあったが、自分の人生がこのまま何事もなく終わるのが嫌だったのだろう。
入学式の日は基本的に午前中で終わる。僕は帰り道に書店にでも寄ってから帰ろうかな。などと考えていると後ろの席から声を掛けられた。
「なぁなぁ、消しゴム貸してくれない?今日筆箱忘れてきちゃってさ~」
「ちょっとまってね、、、はい」
「サンキュー、ん?お前見ない顔だな、どこの中学出身?」
「あ、僕、隣町から来たんだ。」
「ふーん、そうなんだ。あ、俺は中山 颯介。《なかやま そうすけ》これからよろしくな」
「うん、よろしくね。」
(中山君か、まぁもう話すことは無いだろうな。)
僕は今年高校生になる。正直今までの15年間を振り返ると本当に何も無い人生だったと思う。友達と呼べる人間が居ないかと言われるとそんなことはなかった、でも本当の意味で友達と呼べる存在を僕は知らない。皆、上辺だけの付き合いをしているのだろう、、、、、そう思っていた。
4月1日
「私たちは今日、このうららかな日差しと春の香りに誘われて、、、、、、新入生代表、北川 敬《きたがわゆき》」
「新入生代表の人、綺麗な子だな、、まぁ僕みたいなやつが一生関わることはないと思うけど」
僕は地元の高校には行かず、隣町にある公立高校に通うことにした。家からは少し離れた場所にあったが、自分の人生がこのまま何事もなく終わるのが嫌だったのだろう。
入学式の日は基本的に午前中で終わる。僕は帰り道に書店にでも寄ってから帰ろうかな。などと考えていると後ろの席から声を掛けられた。
「なぁなぁ、消しゴム貸してくれない?今日筆箱忘れてきちゃってさ~」
「ちょっとまってね、、、はい」
「サンキュー、ん?お前見ない顔だな、どこの中学出身?」
「あ、僕、隣町から来たんだ。」
「ふーん、そうなんだ。あ、俺は中山 颯介。《なかやま そうすけ》これからよろしくな」
「うん、よろしくね。」
(中山君か、まぁもう話すことは無いだろうな。)