時には風になって、花になって。
ファンタジー
完
143
- 作品番号
- 1618265
- 最終更新
- 2023/03/15
- 総文字数
- 79,248
- ページ数
- 180ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 279,463
- いいね数
- 143
- ランクイン履歴
-
ファンタジー(総合)30位(2020/10/23)
- ランクイン履歴
-
ファンタジー(総合)30位(2020/10/23)
人里離れた村───、
そこに誰からも恐れられる“1人”の鬼がいた。
ここは妖と人を繋ぐ場所。
紅の覇者と恐れられる冷徹な鬼妖怪
紅覇
─Kureha─
『つまらんことをした』
そんな鬼に拾われた人間の少女、サヤ。
『小娘、貴様は私が怖くないのか』
『何故なにも言わない?
───あぁ、そういうことか』
少女は声を失っていた。
*
『お前もいつかは私を置いて消えるんだろうな。…人間という生き物は儚いものだ』
それはとても醜く残酷で、不気味な
───紛れもない真実。
『お前はどちらを選ぶ。
人の世か、それとも───』
人間の一生は、鬼の一瞬。
それでもお前が我が名を呼ぶのなら
時には風になって、花になって
何処へだって駆けつけよう。
そして私がお前の声になろう───…
※流血表現、残酷描写あり。
- 読む
- この作品にいいね!する143
この作品の感想ノート
理人さん‼︎お久しぶり桜恋です!
このお話、前々から気になっていて、ようやく手を出しましたw
めっっっっっちゃ神作ですね‼︎流石理人さんだあ((?
「それでも私はお前が呼ぶのなら、必ず何処へだって駆け付ける」ってとこ、うわぁーー///ってなりました。『時には風になって、花になって』ってとこ名台詞みたいで好きです!
サヤの幼少期可愛すぎん?てか妖狼(?)だとは予想もしなかったです‼︎めちゃ驚きでしたw
あと、紅覇とサヤのお母さん、愛し合ってたんだねえ…。😢 羅生門、ひどいやつなの…?って思ってたけど、まあまあいいやつじゃないですか⁉︎(何言ってんだw)あと、個人的には松姉好きですね。こんなお姉ちゃん欲しくてたまらん。
あとあと、ラストのシーン、『え?サヤさん…?え?』ってなりました。あれってつまり、サヤは人の道を選んだと言うことですよね。お父さんの魂を飲んで、妖怪に戻れただろうに、それをしなかったのはサヤ自身ということで、それがまた彼女なんだろうなあと思いました。たとえ、人と妖怪でも、一緒にいられる。そう言う物語がまた素敵でした❣️人の一生という短い(十分長いと思うけどね?w)間で、紅覇と一緒に過ごしたサヤはすっごく幸せだったんじゃないかな。
『むしろ引きたくて学校休みたくて嘘ついて具合悪いふりしてた』それはマジでわかる!アイスとかバリバリ食べる🥣のに風邪ひかない…。健康な体が憎い(?)w
そーいや、もうすぐ文化祭かー。初めての文化祭だー。わーい\(^o^)/あ、でも待てよ…?その前に中間テストじゃん⁇うわー最悪…。理科死んでる…。
理人さんは中学校時代、暗記とかどうしてましたかっ!?(普通こんなこと作家さんに聞くことじゃないよね。はい。すみません)
次何読もうかな〜。((o(^∇^)o))
また感想ノート寄らせてもらいますね‼︎
やっべ。明日5時40分起きじゃん…。もう寝ねーと…。
それでは理人さん!また今度‼︎おやすみ‼︎
理人さん!!!!こんにちはーー!!!!あ、こんばんはですかね……?
いやあ、やっと読めたああ……!!
わたし、普段ファンタジー系は、設定覚えるのむずそうだしなあ、なんていう超失礼なド偏見の食わず嫌いでほかのジャンルと比べてあまり読んでいないのですが、この作品はずっと気になっていて!!読めてうれしいです!!いえーい、!!!
もう、幼少期サヤかわいすぎる…💕
最初に紅覇と出会ったときのサヤはほんとにちっちゃくて、でも超絶健気で、なにこの子めっちゃかわいいじゃん!ってなりました笑
でもどんどん紅覇との関係性?も変わっていき、女の子としての悩みなども抱えながら成長していくサヤのことをいつの間にか親目線で見てました……!(途中でサヤに年齢こされちゃったけど笑)
紅覇はお父さんからサヤのお父さんの魂を受け取っていて、サヤがそれを飲んで妖怪に戻る、という選択もあったはずですが、サヤは最期まで人間として一生を全うしたんですかね……。
限られた命の中でもサヤは紅覇の嫁として幸せに暮らしていたと思うし、紅覇はサヤとの子供と、サヤが亡くなった後でも一緒に前向きに生きているようで安心しました!
サヤは自分が先に死ぬというのは分かっていて、そのうえで死んだ後でも紅覇を一人にしないで身近なところで見守っていると宣言したというのも、サヤが死んでもサヤが笛を吹いたらどこへでも駆けつけるという紅覇の言葉も、お互いがお互いを「親子」としても「兄妹」としてもそして「愛しい人」としても、愛しているゆえの言葉なんだなあと思うとめちゃめちゃ泣けてきます…😭
また、人間の100年はとてつもなく長いものだけど妖怪や鬼にとっては100年など人生のたったの一部分にしか過ぎないですよね…。紅覇がウタが亡くなっていたのを知ったのが亡くなってから数百年後だったように、そういう感覚が全く違うというのはちょっと切ないですけど「愛し合う」ということにそれは関係ないんだなと思えてよかったです…
今回も素敵な作品ありがとうございます!!
ページ数もとっても多いわけではなかったのでめちゃめちゃ読みやすくて、すいすい読めました……!
これからも頑張ってください!!応援してます💓
こんにちは!
こちらの作品も読ませてもらいました。私は、ファンタジー系は読まないんですが、読み始めたら止まらなくなってしまいました。(やっぱり沼に引きずり込まれている...?)
サヤちゃんの誰にも伝わらない思いが、紅覇にだけ伝わっているところとかやばすぎです。個人的には、笛が大きな役割なのかなって思ってます。紅覇を呼ぶ時だけじゃなくて、色々な時に笛を吹いていて、しかも弱々しく吹いたりとか強く吹いたりとか、なんかもう、サヤちゃん可愛すぎじゃない?(大真面目)って思ってました。
サヤちゃんは、どんどん大きくなっていくのに、紅覇は何も変わらないのが、鬼と人間は全く違うってことが表されていて、その表現がめっちゃ好きだなって思いました。
何度も言いますが、私まじでファンタジーとか読まないんです。こちらの作品が初ファンタジーでして、どんなジャンルも面白く書ける理人さんやばすぎる!今後とも、理人さんのいろいろなジャンルの小説を読ませてもらいます。
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…