拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




「……それ男のセリフですよね」



なぜかひいている蓮くん。



「仕方ないじゃんそー思ったんだから!もともと女性らしさなんてありませんよー!」


「はぁ…そうですか。じゃあ、どうするんですか?告白でもするんですか?もっと水萌先輩が傷つくことになるかもしれないですけど」




……たしかに。


またあんな冷たい声で『嫌い』とか言われたら立ち直れないかもしれない…けど!




「嫌いなら嫌いって、はっきり言ってもらった方がいいかも。

今のままだと不完全燃焼で悪質なストーカー化する恐れが…!!」



「……否めませんね」



「やっぱり!?」




やだよ!つかまりたくないよ!



やっぱり私、もう一回、ダメかもしれないけど




朝比奈くんに好きって伝えよう!!!





< 131 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop