拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)

それは自分の問題なわけで







「………まじか」



宮原が家に入ってから、一人残された俺は思わずボソリと呟いた。




『今度の金曜日、うちに泊まりこないっ?』




なんでもない水曜日。いつもと同じような一日になるはずだった、のに。




まさかそんな爆弾投下されるとは!




宮原と付き合って一週間。まだ休みの日にデートだって一回もしたことないのにどーゆうつもりだよ!?と思ったりしたけど




『心配しないで!トランプ、ウノ、人生ゲーム、うちに各種取り揃えてあるから!』



この宮原の言葉で、宮原には一瞬で俺が想像したような考えは微塵もないことが分かった。



…そりゃそうだよな。だって宮原だし。



安心したような、全然そうでもないような、複雑な気分に襲われた。




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