拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
「もしかして…明日のお泊まりの準備でもするんじゃねーの?」
背後から近づいてきた柊平が、ニヤニヤしながら俺の肩に腕をのせる。
「…準備ってなんだよ」
「さあ?女の子の買い物のことなんてわかんね~な~♡」
「…普通に服でも買い行くんじゃね」
期待するのはやめとこう。
って俺…何!?期待してんのか!?何を!?
………。
冷静にいこう。
俺は自分を落ち着かせるために一つ、息を吐いて歩を進めた。
…こんなんで俺…ほんとに明日、大丈夫か?