拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
“公認”恋する女子!!
「どーーーーもっ!
朝比奈くん“公認”朝比奈くんのことを大大大好きな私でーすっ!!」
翌日の昼休み、私はさっそく愛しのマイプリンスベイベー朝比奈くんの教室にやって来た!
「………なんだその肩書」
素敵な死んだ瞳で私を見る朝比奈くん。
「だって!昨日“勝手にすれば”って言ったでしょ?つまり公認!」
「お前ほんとバカ?」
「そんでー、今日は朝比奈くんに例のモノを持ってきました!」
「聞けよ」
私は手に持っていたビニール袋の中からカレーパンを取り出した。
「はいっ!お待たせしました!今日のご飯です!」
「……は?誰の?」
「もちろん朝比奈くんの」
「なんで俺がお前にパン恵まれなきゃいけねーんだよ」
渋い顔をする朝比奈くん。