拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
「ぶっ…くくく」
隣に柊平がいない、と思ったら足を止めて爆笑していた。
「は?きもいな、何笑ってんだよ?」
「べつにー。
那月くんとは長い付き合いだけど、こんな那月くんはハジメテ見たと思いましてね~」
「はぁ?」
「そもそも様子おかしいよね、
那月が女子にランチ一緒にしよって誘うなんて」
「べっ、別に誘ってなんかねーよ!」
ただ、
「…毎日毎日パンだけ置いて帰られるのも!
…なんか…パシッてるみたいで気分悪いだろーが」
「へー?」
なぜか半笑いの柊平。
あー…イライラする。