拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




「メリットって、手作り弁当…だっけ?」




心なしか目が死んでいる莉真ちゃん。




「そうそう!私意外すぎることに料理は好きだし、男の子はやっぱり古風なのが好きなんじゃないかと思って!朝比奈くんいつも購買だし!」



「あと、モーニングコール…?」



「そうそう!
いつも目が死んでる朝比奈くんだけど、朝は特に目が死んでるから、きっと朝弱いんだろうなと思って!」



「目が死んでるって…ほんとに好きなんだよね?朝比奈那月のこと」



「あっったり前だよ!!!」





それは冬の次には春がくること、水を飲んだらトイレに行きたくなるのと同じくらい当たり前のこと。





「あれは去年の冬のことだった…」



「また始まった…」




げんなりした莉真ちゃんの視線を感じたような気がするけど、私は構わず語り続ける。




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