拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)






「…………は?」



「ちょ、そんなにビックリしなくてもいいじゃーん」




どうやら、この私の鋭すぎる恋愛観察眼に驚いているらしい。言葉も出ない、といった様子だ。



「……ちょ、待て。お前…」



「あ、そうだ!というわけで、今日から私と柊平くんはお昼は別行動にするから。2人でランチ楽しんで!」



「だから待てって…」



「アデュー!!」



「ちょっとは聞けよ人の話!!」





朝比奈くんはまだ何か背後で喚いてたけど、私は涼しい顔でその場を去る。





好きな人の恋を応援できてこそ、一人前の女。


私ったら、いつの間にか大人の階段、あがっちまったようだ……





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