拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
愛しいマイプリンスベイベー、朝比奈くんは隣のクラスの2-B。
距離にして大股で二歩。
「朝比奈く~ん!」
教室の入り口から、窓際前から二列目の朝比奈くんの席(もちろん把握済)に向かって呼びかけると
「………俺になんか用?」
「あっ、朝比奈くん!?」
思いがけず背後から後光をまとった朝比奈くんが出現した。まっ眩しい…!!
「あっれ~?水萌ちゃんじゃん!」
そして後光からもう一人男子が飛び出してきた。
朝比奈くんの親友である、柴田柊平くん。
朝比奈くんの交友関係は全て把握済である!!
「水萌ちゃんどったの~?」
「あれ、ていうか何で私の名前知ってるの?」
「そりゃ~校内の女子の名前覚えるなんてこと、男としての基礎中の基礎じゃ~ん?」
さすが校内屈指のヤリ〇ン!!!!