拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
すかさず走って朝比奈くんのところに駆け寄る私!
「朝比奈くんおはよ!今日も猛烈にかっこいいね!」
「あっそ」
朝比奈くんは冷たくそれだけ言って、私の横をすり抜けていった。
冷たくクールな朝比奈くんは超絶かっこいい♡だけども!
なんか、明らかに棘があったような…。
「朝比奈くん…なんか怒ってる?」
私は朝比奈くんの後ろを金魚のフンのように付きまとう。
「別に全然怒ってねーよ」
「そ、そうなの?それにしてはなんかトゲトゲしてるような…」
「楽しかった?」
不意に足を止めた朝比奈くんが私を振り向いた。
「え、楽しかったって何が…」
「映画楽しかったか聞いてんだけど。
あいつと行ったんだろ?期限昨日までだったもんな」