拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




もしかして朝比奈くん、私が賢人にあげたチケットのこと言ってる?



「…えっと、それは「おまえが」




「…おまえが好きなのは俺じゃねーのかよ」




「……え?」




朝比奈くんは目を逸らすと「…くっそ」と自分の髪の毛をグシャグシャにして




「…何言ってんだ俺、ムカつく」




呟くようにそう言って、私に背を向けた。




「あ、朝比奈くん…!?」




話が全然読めないんだが!?






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