拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




「あ、そうだった。私柊平くんと話してる暇なんてなかった!」


「えっ酷くない?」


「朝比奈くん…ラブレターの返事聞かせてくれる…?」




私を見る美しい朝比奈くんの瞳がスッと細まった。




「あー……もしかしてアンタ?宮原マリモって」



「ミナモです」




っってか何マリモって!かわいいんですけどー!!!!何で私の名前マリモにしなかったの両親ー!!!




「へー…あんたがあの奇怪な文書の送り主か」




奇怪な文書!?


ってことは



「読んでくれたんだね!?」




嬉しい~!奇怪っていう感想までもらえるなんて!




喜んでいると、




「…やっぱ変な女」



ボソッと朝比奈くんが呟いた。





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