拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
「うっぐっ、ぶえっ、チェルシ~~~!!!」
顔面を涙と鼻水でグチャグチャにした宮原が叫んだ。
ちなみにチェルシーはこの映画の主人公の犬。
「叫ぶなよ…」
「だっだって、ていうか何で朝比奈くんはそんなに普通なの?血も涙もないの!?」
「失礼な奴だな」
宮原はたまに俺に失礼だ。
朝の目が死んでるとか、血も涙もないとか…
ほんとに俺のこと好きなのかよって思う。
グイグイ来たと思ったら変なところで身を引くし。