拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




上履きの色的に3年生の先輩だ。じゃあやっぱり間違いない!巨乳だし…。



朝比奈くんを見上げる先輩の目は、間違いなく恋する乙女の瞳だ。


あの先輩、やっぱり朝比奈くんのこと好きなんだ…




「朝ひ………」



「? どうしたんですか水萌先輩。朝比奈先輩のこと探してたんでしょ?」



途中で呼ぶのを止めた私を蓮くんが不思議そうに見る。




「いや…よく考えたら、私に告白を止める権利なんかないなって思って」




そうだよ。



私、朝比奈くんの彼女でもなんでもないし。


ただ一方的に朝比奈くんのことを好きなだけ。




あの先輩と何も立場変わらないじゃん…




「ふーん。じゃあ」


「わっ」



蓮くんにグイッと腕を引っ張られてしゃがみこむ。



「見学でもしていきます?」


「見学って…」


「水萌先輩も気になるでしょ?朝比奈先輩がなんて返事するのか」




たしかにそれは…めっちゃ気になる!!





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