メレンゲが焼きマシュマロになるまで。
「・・・綺麗だよ。杏花。」
「・・・っ!」
服を脱いで私に覆い被さった彼から下着をつけている時よりも熱い視線を注がれ、恥ずかしさに押し潰されそうだ。
「恥ずかしいか?」
「うん・・・。」
「じゃ、このまま一時間くらいじっと見ててやる。」
「え!?」
「お前の体すごく熱くなってるし、このまま進んだら焦がしちゃうかもしれないから、余熱でじわじわ加熱する。」
「えっでも・・・その・・・。」
「なんだよ。言ってみろ、この唇で。」
暖人は意地の悪い顔をして私の唇を指でツンツンした。条件反射のように身体がピクッとする。
「よ、余熱じゃすまないよ、そんな風に見られたら。」
「あ?なんだそれ。『早く』って急かしてるのか?」
「違うよ・・・お願い、あんまり意地悪しないで・・・。」
「ははっ!本当に可愛いな、お前は。」
暖人は満面の笑みになって私の髪を撫でてから全身を自分の体で包み込んでくれた。心地よい温度、柔らかい感触、そして大好きな人と密着しているという幸福感。肌と肌が直接触れるとこんなに気持ちがいいんだと夢見心地になる。一方的に見られるんじゃなくてこうやってぎゅっとしているなら、何時間でもこうしていたい。
「じっくり煮て焼いて揚げて蒸してやるから。」
色気100%の声で耳元でささやかれる。
「そ、そんなに加熱して大丈夫なの?私、どんな風になっちゃうんだろう・・・。」
「安心しろ。どんな風になっても、最後まで美味しくいただくから。」
羽で撫でられたみたいに優しいキスがふわりと唇に舞い降りて、私の強張る気持ちを連れて飛び立っていった。
「・・・っ!」
服を脱いで私に覆い被さった彼から下着をつけている時よりも熱い視線を注がれ、恥ずかしさに押し潰されそうだ。
「恥ずかしいか?」
「うん・・・。」
「じゃ、このまま一時間くらいじっと見ててやる。」
「え!?」
「お前の体すごく熱くなってるし、このまま進んだら焦がしちゃうかもしれないから、余熱でじわじわ加熱する。」
「えっでも・・・その・・・。」
「なんだよ。言ってみろ、この唇で。」
暖人は意地の悪い顔をして私の唇を指でツンツンした。条件反射のように身体がピクッとする。
「よ、余熱じゃすまないよ、そんな風に見られたら。」
「あ?なんだそれ。『早く』って急かしてるのか?」
「違うよ・・・お願い、あんまり意地悪しないで・・・。」
「ははっ!本当に可愛いな、お前は。」
暖人は満面の笑みになって私の髪を撫でてから全身を自分の体で包み込んでくれた。心地よい温度、柔らかい感触、そして大好きな人と密着しているという幸福感。肌と肌が直接触れるとこんなに気持ちがいいんだと夢見心地になる。一方的に見られるんじゃなくてこうやってぎゅっとしているなら、何時間でもこうしていたい。
「じっくり煮て焼いて揚げて蒸してやるから。」
色気100%の声で耳元でささやかれる。
「そ、そんなに加熱して大丈夫なの?私、どんな風になっちゃうんだろう・・・。」
「安心しろ。どんな風になっても、最後まで美味しくいただくから。」
羽で撫でられたみたいに優しいキスがふわりと唇に舞い降りて、私の強張る気持ちを連れて飛び立っていった。