長い梅雨が明けた日
「…くっだらねぇ」
「良かったね優弥。最近マジでモテモテじゃん」
笑って話しながら『大人しく寝ます。おやすみ〜』と打ち込むと次々とおやすみのスタンプが連なった。
「…別にモテたくねぇよ」
そう言った優弥の声が耳元で聞こえた。
??
なんとなく寝返りをしようとして違和感に気付いた。
「ちょ!なんで優弥が寝てんのっ!?」
振り向くと、
私の背中で頬杖をついて寝てる優弥の姿。
空いてる右腕は私のウエストに回していた。