長い梅雨が明けた日

俺の本音を聞いた神田は振り返ってまた歩き出す。
その時にまた俺に爆弾を投げつけた。


「理乃ちゃん、今好きな人がいるんだって」


…理乃が?好きな人…?


「河野くんがモテるのは知ってるけど、本気で理乃ちゃんが好きならまずは誤解されるような事しないほうがいいよ」


呆然と立ち尽くす俺をそのままにして
神田は言いたい事を言って一人で帰ってしまった。

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