長い梅雨が明けた日
幼馴染みだから
まだ下がらないな…。
来週はテストなのに。
熱さえ下がれば俺のノートを寝ながら読めるのにな。
健二と神田が帰ると理乃も大人しく寝付いた。
朝一で理乃から学校を休むと連絡もらったから立ち寄ると、呼吸すら辛そうな理乃がいた。
部活の先輩に借りた自転車を返してほしい。
それだけが気がかりなようで俺が自転車の鍵を受け取るとすぐに眠りについた。
こんな状態なのに何故か神田と話しがしたいと言って譲らなかった。
一昨日からずっと神田と話し込んでいるのに。
何をそんなに急いで話してるのかが気になった。
そんな事より安静にしてほしいのに。