長い梅雨が明けた日
宮下の片思い。
俺がその話を宮下から聞くようになると、宮下が俺を好きなんじゃないか説が巷で噂された。
それは宮下も俺も本望では無い。
宮下は、俺が理乃と付き合ってると思ってたから俺に話しやすかっただけ。
宮下は最初から俺に
『白井先輩と河野先輩は私の理想の恋人像なんです!』
と言っていたくらいだ。
だから俺と宮下の噂を消したいと思っていても、宮下が小松を好きだなんて周囲に言えるわけもなく正直手詰まりだった。
そんな時神田に、理乃が誤解してることを聞いた。
だから俺は宮下に理乃の事を話した。
俺は理乃が好きだから、理乃に誤解されたくないと正直に言った。
すると宮下は理乃と話をしたいと言ってくれた。
自分のせいで俺と理乃の仲を壊したくないと言ってくれたから、神田に頼んで今日この店に理乃を連れて来てもらった。