世界No.1の暴走族と足が悪い一人の少女

というわけで…
奏斗に車椅子を押してもらって…
外に出たわけですが…

実はね!お母さん達の車の前にいるの〜
途中、駐輪場に寄ったんだけど…
楓凜幹部のみんなと颯馬くん、翔梧くんと朱雀くんがバイクで来てたんだよね…
流石、暴走族…

あ!可憐兄と真琴姉さんはお母さん達と車で来たみたいなんだ!


花凜「みんな、迎えに来てくれてありがとう!」

奏斗「礼言われるようなことじゃねぇよ!」

花凜「でも…」

真琴「奏斗と言うとおりよ!」

花凜「真琴姉さんがそう言うなら…
 それで良いけど…」

可憐「そうだぞ〜花凜〜!!」


ゲホッゲホッ
可憐兄が抱きついてきて…


爽斗「兄貴!!!!
 洸兄に言いつけるぞ!!」


フフフッ
爽斗がスマホを出して電話かけようとしてる…
真琴姉さんが居れば大丈夫なのに…


真琴「爽斗、その必要はないわ!」

爽斗「どうして?」

真琴「いいから!」

爽斗「う、うん…」

真琴「可憐!逝きたい?」

楓凜幹部(漢字が違う気が…)

可憐「逝きたくないです!生きたいです!」

真琴「だったら?」

可憐「離れます!はい…」

真琴「出来るんなら、最初から離れとけばいいのに…」

(そういうことか… by 楓凜幹部)


真琴姉さん…それ、十分に怖いから…うん…


舞香「みんな〜お待たせ〜!」

花凜「あ!お母さん!!」

舞香「花凜、ちょっと待ってね!」

花凜「うん!」

舞香「みんなは、バイク取ってきなさい!」

楓凜・颯馬・翔梧・朱雀「はい!(うん!)」

舞香「陸!車の鍵を開けて!」


お父さんの車は、遠隔操作で開け閉めが出来るんだよ!

 ピッ

 ガチャ

舞香「花凜、車椅子を押すわよ!」

花凜「いつでもいいよ!」

舞香「うん。上げるよ〜」

 ピッ

この音はね!車椅子を上げる音なの!

あ!そういえばね!お父さんの車には車椅子を乗せることが出来るんだよ!
さっきの音は車椅子を乗せるための機械の音なの!


舞香「花凜、前に進んで良いわよ〜」

花凜「は〜い!」

 パタン

 バタンッ

舞香「陸、出していいわよ!」

陸「分かった!」

可憐「ってか、アイツらは良いのか?」

舞香「大丈夫よ!
 爽斗に言ってあるから!」

真琴「爽斗達なら先に行ったよ?」

可憐「それなら良いんだが…」


フフッ お母さんたら先に言ってたんだ…
それだったら、もう着いてる頃なんじゃないかな?
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