世界No.1の暴走族と足が悪い一人の少女

まぁ…あの後、屋上でサボることになって…
やっぱり、こうなるんだ…と思ってたんだけど…


爽斗「奏斗、あれ!」

奏斗「あ…」


あのね、この学園には1年の校舎と2,3年の校舎と分かれてて…
それぞれの校舎に屋上があるの!

1年の校舎の屋上は奏斗達、楓凜幹部(1年組)が陣取ってて…
2,3年の校舎の屋上は可憐兄達、嵐龍幹部と楓斗くんが陣取ってるの!
それで、爽斗と奏斗が誰かに気づいたみたいで…

 ピロロン

ん?可憐兄からのメール?
どれどれ…?

"お前ら何サボってんだ?"

あ…


花凜「奏斗、これ…」


私は奏斗にメールの内容を見せた


奏斗「あぁ…
 花凜、可憐さんに可憐兄達こそサボってるじゃない!みたいなこと送ってくれねぇか?」

花凜「了解!」


"可憐兄達こそサボってるじゃない!"
送信っと!

そう、奏斗の言うとおり、可憐兄達、嵐龍幹部と楓斗くんが屋上にいるの…
だから、メールが来たんだね…

 ピロロン

"俺らはテストもちゃんと取ることが出来るから良いんだよ!
それより、白鳥兄弟はそうじゃねぇだろ!!"


花凜「奏斗…」

奏斗「なるほどな…」

爽斗「白鳥兄弟!
 今すぐ教室に戻れ!」

鳳舞「なんでだよ!」

花凜「これを見て!」

白鳥兄弟「あ…」

風輝「分かったよ…」


そう、ここ葉月学園はテストの点さえ良ければそれで大丈夫なの!
だから、可憐兄はメールしてきたんだね…

実はね!私達は白鳥兄弟以外全員、4歳の時に海外のH大学を飛び級で卒業してるから大丈夫なんだよ!

 ピロロン

"花凜、ありがとな!
アイツら白鳥兄弟は破滅的に点数がやべぇから"

そんなに?
あ…確かに…そうだったわ…
ほんと苦笑いしか出来ないね…

 ピロロン

また可憐兄からメールだ…
"花凜、ゆっくりしとけよ!"

フフッ 可憐兄はやっぱり優しいね…


"可憐兄、ありがとう!"

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