世界No.1の暴走族と足が悪い一人の少女

倉庫


ってことで…今、学校の駐輪場!
駐輪場と聞いて、自転車が止めてある…
って思うでしょ?
この葉月学園は違うの!
ここには楓凜や嵐龍のメンバーが多いからバイクが止めてあるんだよ!

?なんか、浮遊感がある…
あ!そっか!奏斗に乗せてもらってるんだ!


花凜「奏斗、ありがとう!」

奏斗「あぁ!」

爽斗「じゃぁ、行くか!」

奏斗「だな!」


爽斗達は先に行ちゃったや…
奏斗はね!私のことを気遣ってくれてるみたいで、あまりスピードをださないようにしてくれてるの!
やっぱり、奏斗達はみんな優しい!

心地良い風だな…

?倉庫だ…


奏斗「花凜、着いたぞ?
 大丈夫か?顔色が悪いけど…」

花凜「え?大丈夫…」


奏斗が先に降りて、私を降ろしてくれた…
…なんか、入りたくないな…


奏斗「花凜、大丈夫だ。
 心配すんな!花凜のことは何があっても俺達が守ってやるから!」

花凜「うん…分かった…」

 ガラッ

ん…やっぱり無理…

 サッ

奏斗「花凜…」

??「奏斗さん、後ろの方は誰ですか?」


バレてる…💦
いや…来ないで…


奏斗「あ、裕翔(ヒロト)か…
 俺の彼女だ。中学生の時から付き合ってる。」


裕翔くんって言うんだ…


裕翔「もしかして、奏斗さん達がよく見舞いに行っていた?」

奏斗「そうだ。
 裕翔、花凜を姫として紹介する。
 全員、集めておけ。いいな?」

裕翔「はい!」

奏斗「花凜、大丈夫だ。
 俺にくっついてて良いから歩けるな?」

 コクンッ

奏斗「うん。行くぞ?」

花凜「(小声)うん…」


少し歩いたところで止まった…


奏斗「花凜、階段登るから俺に掴まっとけよ?」

花凜「うん…」


ってことで、奏斗にお姫様抱っこされてます…

(…お姫様抱っこ…
今、寒気がしたような…by 楓凜メンバー)

階段を登りきったところで降ろされた…


奏斗「花凜、大丈夫か?」

花凜「怖い…」

奏斗「だよな…
 とりあえず、中に入るか…」

花凜「中なら大丈夫なの?」

奏斗「ここは幹部室。
 幹部しか入れない部屋だから大丈夫だよ!」

花凜「うん。」

 ガチャ

爽斗「花凜、大丈夫だったか?」

奏斗「かなり怯えてたな…」

爽斗「そうか…
 そうだよな…」

奏斗「花凜を楓姫にする。
 良いな?」

楓凜幹部「もちろんだ!」

楓斗「俺らは花凜を全力で守る!
 だから、何かあったら絶対に言うんだぞ!!」

花凜「うん!」

鳳舞「何でも相談に乗るから!」

風輝「いつでも手助けするから…」

花凜「鳳舞、風輝!ありがとう!」

白鳥兄弟「あぁ!」

 コンコン

奏斗「花凜、後ろにいろ。」

 コクンッ

 サッ

奏斗「入れ。」

 ガチャ

裕翔「失礼します。」

奏斗「集まったか?」

裕翔「はい。全員、集まりました。」

奏斗「そうか、分かった。」

裕翔「それでは失礼します。」

 バタンッ
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